多摩川カレーグランプリ2025 ― 今年のTOP3+1軒はこちら!

先月末に多摩川の河川敷で行われたカレーグランプリ。大山街道周辺のカレー専門店と“そうじゃない店”、全17店舗が集い、この日来場した約6,500人を唸らせました。今回は、1,261票の投票により決まった1~3位と長蛇の列を記録した“前回王者”の、計4店舗をご紹介します。

第3位は、『クルクマ』の「ほうれん草チキンカレー」

スタート前の準備段階から、スタッフ間の仲の良さが伝わってきた『クルクマ』チーム。カメラを向けるとこの表情^^

昨年3位を受賞した『クルクマ』は、高津区役所の目の前にあるカレーカフェ。当日は入口から最も奥にブースを構えながらも、活気ある呼び込みで存在感を放っていました。

『クルクマ』の「ほうれん草チキンカレー」。仕上げには、ハーブとスパイス、糸唐辛子をトッピングします。

昨年の「鰹だしベースの豚キーマ」と打って変わって、今年は「ほうれん草チキンカレー」。内容を大きく変えて臨んでくるあたり、ポテンシャルの高さを感じます。ほうれん草とチキンの旨みが口の中いっぱいに広がるココナッツカレーは絶品。当日、17皿を試食した私のイチオシのひと皿でもありました!

『クルクマ』
住所:川崎市高津区下作延2-3-38 TKビル102
電話:044-381-6413
時間:11:30~18:30(水~15:00、日祝~17:00)
定休:土、不定休

第2位は、『コロココ デリ』の「ガラダシ ポークカレー」

女性スタッフのみで臨んだ『コロココ デリ』チームは、爽やかな黄色いTシャツで統一。テキパキと作業する姿が印象的でした。

『クルクマ』の隣で、終日大盛況だったのは、一昨年3位、昨年2位の『コロココ デリ』。高津駅の近くに店舗を構える弁当・惣菜店です。

出汁が決め手のサラサラと赤いカレー。スープ感覚でも楽しめました。

こちらも、切り札の「フライド&バターのチキンカレー」を封印し、今年は「ガラダシ ポークカレー」を引っ提げて参戦。豚ガラと鶏ガラの2種類から取った出汁でつくる、深みのあるポークカレーで、多くの女性ファンを集めました。

『コロココ デリ』
住所:川崎市高津区二子4-8-5
電話:044-299-8206
時間:11:00~21:00(土祝~20:00)
定休:日、月

長蛇の列を作ったのは、前回グランプリの、あのお店!

『珈琲丸』のカレーを求める長蛇の列。スタートから“売り切れ”まで、終始、列が途切れることはありませんでした。

グランプリの発表の前に、触れずにはいられなかいのが、このお店。前回、そして前々回王者の『珈琲丸』です。店名の通り、普段は焙煎珈琲の販売がメイン。カレーの提供は不定期です。スタートと同時に列が伸び、ピーク時の長さは、たぶん50mくらい。開始3時間で約700食を完売しました。

お店では副菜として出している豆カレーを、今回の主役に。超粗挽きにした鶏モモ肉がアクセントです。

こちらも、昨年の「黄色いチキンカレー」からは一転、ムング豆を使った「オレンジ色のニクイカレー」で勝負に。惜しくも3位入賞は逃しましたが、売った数ではおそらく一番。“コーヒー店がつくる本気のカレー”が今年も大いにイベントを盛り上げました。

『珈琲丸』
住所:川崎市高津区二子2-18-9 HOME194-C
電話:044-819-7739
時間:12:00〜20:00(土日〜19:00)
定休:月

栄えあるグランプリは、『Trattoria BUBU』の「20種類のスパイスを調合したブーブーカレー」

明るい表情で呼び込みを行う『Trattoria BUBU』のスタッフと、奥で黙々と盛り付けを行う店主の山本泰之さん。

初出場ながら、“3強”を抑え、グランプリに輝いたのは、『Trattoria BUBU』。西高津中学校の門の横に店を構える “BUBU” は、来春で10周年を迎えるパスタが美味しいトラットリアです。

3種類の粗挽き肉と香味野菜を煮込んだカレーには、トマトとフライドオニオンをトッピング。

“BUBU”では普段、カレーの提供は行っていないため、これが、この日しか食べられない “幻のカレー” に。店舗でのランチ営業では、日替わりのメニューで、“手を替え品を替え”楽しませてくれるとのこと。皆さん、実力店が振るう創作イタリアンを目がけて、ぜひ足を運んでみてください。

『Trattoria BUBU』
住所:川崎市高津区久地1-9-7 ヴィーブル高津 101
電話:044-712-5100
時間:12:30~14:30、18:00~23:00
定休:水

この記事を書いた人

小田カズヒコ

小田カズヒコ

いま住んでいるマンションの契約更新が近づき、高津区への引っ越しを考え始めている32歳。