8月2日(日)に、大山街道ふるさと館2階イベントホールにて、まちの企画室こと「あすLABO」の第6期を飾ることとなるプロジェクト提案者の方々の公開プレゼンテーション会が開催されました。うだるような暑さの中、イベントホールには多くの方々が駆け付け、提案者の方々の話に耳を傾けている姿がとても印象的でした。今回は、そんなプレゼン会の様子を少しだけお見せしたいと思います。
あすLABOとは?
まずは簡単にあすLABOについて説明いたします。あすLABOとは、この高津コネクトの母体でもある「まちの企画室」が高津区と共同で年に1度実施する提案型事業です。事前にどなたでも参加できる、「座談会」を行い、任意の「相談会」を経て、「公開プレゼン」を実施しています。「まちを良くしたい」「高津にこういう企画が合ったらいいのに!」そんな想いの詰まった企画を、まちの企画室・あすLABO事業部のメンバーが伴走し具現化していくプロジェクトとなっております。
第6回目となる今回は6組のエントリー者がプレゼンに挑んでくださいました。採択されるのはたったの1組!
どんな企画が生まれるのか楽しみにながら拝見しました。

まちへの愛、まちへの問題意識。多様な切り口の提案の数々でした
トップバッターを飾ったのは、高津区在住25年・フィットネスインストラクター歴16年の佐藤恵理子さんでした。佐藤さんは、その経験を活かした心のワークショップや運動イベントを提案されました。佐藤さんの提案の中で非常に印象的であったワードが、 「高津区から笑顔の輪を広げていきたい」 「高津区から、心と身体が元気な人を増やしていきたい」 のような、繋がりを高めたい、強めたいといったものでした。自己肯定感を育む地域づくり、という持続可能な地域づくりにもつなげられる提案であるなと感じました。

続いて登場したのは、高津区生まれ高津区育ちの日光さんでした。日光さんは、二子新地という愛着の高い地域で開催する 「大山街道あゆ祭り」 をご提案されました。提案されたお祭りは、物語性と 「あゆチョビ」 のような目新しさ・希少さを掛け合わせたイベントです。日光さんの提案では鋭い現状分析と成功後の将来像をも可視化する見通しの深さが伝わってきました。まちを客観的に、時には批判的に分析することも大切なんだなと考えさせられる、そんな思考プロセスが伝わってきました。

続いての登壇者は、高津~二子新地に10年お住まいの佐藤詠美さんです。佐藤さんは、最近増えている外国籍住民の方々との交流の場づくりをご提案されました。社会背景であったり日常を過ごしている中での小さな気づきを種に提案されています。国籍が違うだけで、同じ高津区に住む住民だ、という佐藤さんならではの価値観を感じられ、同時に実施されたら新たな高津区の一面が見られそうな企画案にも感じました。

続いての提案者は、國學院大學観光まちづくり学部米田ゼミ3期生のみなさんです。米田教授のゼミでは、3年次に必ず川崎に関する研究を行います。今回はその研究から派生してまちの魅力を再発見し、それを発信していく試みの提案を行いました。若者ならではの視点でまち歩きを行って、住民では中々気づけないことも発見しており、ゼミ生たちが”よそもの”の視点で提案をしていた姿が他の提案者との差別化もできていた点でも印象的でした。筆者もまち歩きが好きなので、実現されたら参加したい試みだなと思いました。

続いての参加者は、會田さん。ちゃきまゆみさんとして知られているダンサーさんです。独特なコンセプトの提案が非常に印象的でした。 「いま、なにみてる?」 というキャッチコピーのもと、視点を散歩する一日としてダンスや演劇、対話や遊びの場を提供していく提案でした。 「人と人がつながるとまた新しい視点に出会える」 という言葉が印象的で、新たな視点が生まれると巡り巡っていいまちづくりにもつながるという可能性も考えることができる、そんな提案に感じました。

最後の登壇者は、浴衣でご登場の植松さん。俳優として長年活動され、表現に関するプロデューサーもされている植松さんは 「高津 江戸復活計画~大山街道 時空旅プロジェクト~」 をご提案されました。植松さんの提案で印象的だったのが 「思い出は、愛着になる」 という言葉です。大山街道ふるさと館でのイマーシブ空間づくりを皮切りに、将来的にはエリアを広げてまち全体が舞台になれる。そんなイベントづくりは、子どもも大人も誰もが主人公になることが可能であり、思い出になる。そしてそれはまちへの愛着となる、という住民内外が楽しめるような提案内容が聞いてて非常に興味がわきました。

総括!と今後の展開
このように6名の提案者さんには、各々の切り口でまちを良くしていく方策やまちのつながりを深めていくすべをご提案していただきました。筆者としても知らなかった高津の魅力や課題であったり、まちにこんな素敵な方が住んでいるんだ! と知ることができた公開プレゼンになりました。今回のプレゼン会を経て、審査結果が決まります。採択された企画はプロジェクトとして実際にまちで行われることになりますので、今後も非常に楽しみです。
高津コネクトでは、これからもあすLABO6期の活動へ密着いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

