【開催レポート】TAKATSU ART DAYS 高津まちなか美術展

本美術展では、TAKATSU ART DAYSにて開催されたワークショップおよび作品募集で集まった、個性あふれるアート作品を展示。TAKATSU ART DAYSは、高津大山街道周辺地域の市民企画による活性化を図る、「高津大山街道あすLABO」第5期プロジェクトにおいて採択された企画です。当日は展示だけでなく、高津大山街道周辺店舗の代表者によって、応募作品の中から選ばれた作品を各店舗へ期間限定で掲示するマッチング企画や、来場者が最も気に入った作品への投票企画(推しアートグランプリ)などが実施されました。

高津まちなか美術展のイベントスケジュール

高津まちなか美術展当日は、約250名の方が来場し、下記のアート企画やパフォーマンスが繰り広げられました。

  • 高津高校書道部パフォーマンス
  • 音楽でひらく、アートの扉(DJパフォーマンス)
  • アートワークショップ
  • まちなかトークセッション
  • 店舗マッチング企画結果発表

高津高校書道部パフォーマンス

高津高校書道部によるパフォーマンス。

開会式に続き、書道部の高校生が、音楽に合わせて巨大な紙に文字を書き上げていく「書道パフォーマンス」を披露。大きさの異なる2枚の大書用紙に、筆が紙を打つ音も聞こえる至近距離でのパフォーマンスは、圧巻でした。

部員の手形による花束が、きれいに咲き誇ります。

作品には、落款の代わりに、部員全員の手形で色とりどりの花束が描かれ、書に鮮やかな彩りを添えています。

音楽でひらく、アートの扉

DJ TAKEJUNさんによる選曲という、もうひとつの展示。

「音楽でひらく、アートの扉」として、DJ TAKEJUNさんによるパフォーマンスでは、絵画の呼吸に寄り添うような選曲に。壁に飾られた絵が語りかけ、grooveが空間でそれに応えるような、見事な一体感に包まれました。

ワークショップ作品展示

ワークショップ参加者により制作された「海と砂浜」作品。

2月に実施された油絵体験ワークショップで制作された「海と砂浜」の作品群。1時間半という凝縮された時間の中で、参加者それぞれの個性豊かな色彩が光る作品が生まれました。

ワークショップ講師であるhachi先生の作品

油絵体験ワークショップ講師をされた、油絵アーティストのhachi先生の作品は、丸テーブルの上にフラット展示(平置き)されました。このような手法により、あらゆる角度から俯瞰(上から見下ろす)視点での鑑賞ができ、作品を空間の一部として体感することができました。「油彩の深みや質感を活かしつつ、テーブルから少し浮き上がるような感覚」というhachi先生の意図を直接感じられる展示が実現しています。


ワークショップ参加者が撮影された写真作品のパネル展示

フォトウォークのワークショップを主催されたのは、まち活ユニット「久地ぐらし」。「自分が撮った写真がパネルになる体験を届けたい」という思いから、単なる「成果」ではなく、表現の「機会」として位置づけられた作品が並んでいます。


アルコールインクアートのコースター

アルコールインクアートのワークショップで制作された作品。大きな窓から差し込む外光を受け、偶然が生み出す複雑な模様と輝きが、来場者の目を楽しませています。

まちなかトークセッション

「宮前区役所つながる美術館」のプロジェクトリーダーを務めた安藤尚美さん。

「区民全員アーティスト宣言!」を掲げる参加型プロジェクト「宮前区役所つながる美術館」のプロジェクトリーダー、安藤尚美さんからもお話を伺いました。3ヶ月間にわたり区役所を美術館に変えた活動のお話や、今後の展望など、アートを通じた地域づくりのヒントをいただいています。2025年8月から3ヶ月間、区役所を美術館にするイベント「宮前区役所つながる美術館」は、現在「つながるオンライン美術館」としてスタートしています。

店舗マッチング企画結果発表

各店舗代表者によって選出された作品。

当日に応募作品の中から選ばれた作品を高津大山街道周辺の店舗へ期間限定で掲示する、マッチング企画の結果発表がありました。店舗とマッチングした下記3作品は、2026年3月18日(水)~3月24日(火)の期間で各店舗にて展示されます。
※展示時間は各店舗の営業時間に準じますので、観覧の際は事前に営業時間をお確かめの上お越しください。

作品名「未来のマシン」

作者のヨーコさんより「この作品の見どころは、右上側にあるオレンジ色の長方形のスイッチとその隣にある青色の台形の中にある顔みたいなパーツです。マシンからは元気が出るような音が出ていて、マシンも元気に稼働しています。」と作品説明が付記されています。本作品は、「みんなの森」に展示されます。
▶ みんなの森 店舗所在地:高津区上作延1-25-35


作品名「それでも月は輝く」

作者の鞠子(まりこ)さんより「ボールペン画。人生においてつらいことや悲しいことなどありますが、夜空を見上げれば月は人間の世界など関係なく、ただそこにあり、輝いています。しかしその月光は人々の心をあたたかく包み、ほぐしてくれます。」と作品説明が付記されています。本作品は、「Nokuchi lab」に展示されます。
▶ Nokuchi lab 店舗所在地:高津区溝口3-3-8 1階

作品名「椿の犬」

作者の逆転の額師さんより「額と絵のコラボレーション」と作品説明が付記されています。本作品は、「駄菓子の木村屋」に展示されます。
▶ 駄菓子の木村屋 店舗所在地:高津区二子2-8-8

推しアートグランプリ投票結果

作品名「春告げ」 /  作者:シンノさん

来場者の方々による投票の結果、推しアートグランプリに選出された「春告げ」。作者のシンノさんより

凍てつく寒さがやわらぎ、春の訪いを告げる者たちが笑み綻ぶ。「春が来た」そう香りに、色に、声にのせて皆へ知らせる。あぁ、芽吹きの季節がやってくる。(春告げの物語)
※全てボールペンのみで描いてます。

と作品説明が付記されています。

作品展示のお知らせ

来場者の方々による推しアートグランプリ投票(総計208票)の結果、得票数の多い上位4作品は、以下の日程で特別展示を行います。

期間: 2026年3月17日(火)12時ごろ ~ 3月24日(火)※土日を除く

会場: 川崎市高津区役所 1階 市民ホール(高津区下作延2-8-1)


店舗マッチング企画・推しアートグランプリ結果発表

応募作品の中から選ばれた作品を、高津大山街道周辺の店舗へ期間限定で掲示します。
【展示期間:2026年3月18日(水)~24日(火)】 ※展示時間は各店舗の営業時間に準じます。

作品名作者展示場所(所在地)
未来のマシンヨーコさんみんなの森(高津区上作延1-25-35)
それでも月は輝く鞠子(まりこ)さんNokuchi lab(高津区溝口3-3-8 1F)
椿の犬逆転の額師さん駄菓子の木村屋(高津区二子2-8-8)


TAKATSU ART DAYSとは

📸 Instagram
TAKATSU ART DAYS ▶@takatsu_artdays
アートスペース「waku」 ▶@waku_art_space

この記事を書いた人

丸山秀樹

丸山秀樹

川崎市高津区在住。江川せせらぎ遊歩道で、カルガモ親子の写真を撮っています🦆