11月2日(日)、秋晴れの空の下、坂戸公園(坂戸3丁目10−8)で開催された「ハロウィン祭り」。
このお祭りは、複数の町内会や自治会が集まり地域が一体となった手作りのお祭りで、この場所で開催するようになって今年で3回目。地元住民だけでなく、遠方からの参加者も集まる大盛況。トータルプロデュースをされた坂戸住宅自治会副会長の香川さんにお話を伺いました。
イベントコンセプトは「地域共振」と「全年齢対象」
このお祭りの根幹にあるのは、「地域共振」というテーマです。
これは「ともに響き合う」という意味が込められており、香川さんが当初から抱いていた「近隣町会を巻き込んでいきたい」というイメージを体現しています 。実際、屋台やステージで参加している団体もバラエティ豊かです。


また、一般的に地域のお祭りといえば子どもたちを対象にしているものがほとんどですが、全年齢を対象として設計されていることも大きな特徴。高齢者の方々も楽しめるようにというリクエストがあり、高齢者の方々による展示や、雨どいにカラーボールを転がして仕分けるといったシンプルなレクレーションも実施されました 。


多様な団体が連携!お祭りを支える「本気の大人たち」
このお祭りの成功を支えているのは、まさに「本気の大人たち」です。
「大人が本気で頑張って、子どもたちにそういう場を与えたい」という想いで運営しているとのこと。


お祭りには、坂戸住宅自治会をはじめ、近隣の町会、そして多数の地域団体や個人が関わっています。少年野球チームの「ブエナビスタ」、高津高校のダンス部・合唱部、川崎で活動するエンタメユニットの川崎壱門、坂戸小学校PTAや、SNSを見て調布から応募してきた団体など、広範囲から協力者が集まり、ステージでのパフォーマンスから飲食の出店、フリーマーケットまで、色々なコンテンツで老若男女が楽しめる充実したお祭りになっています。
多彩な演目のステージ・遊んで食べて楽しめる屋台
イベントの「見どころ」のひとつがステージ。
高津高校のダンス部や合唱部やこの日のために結成された坂戸の子どもたちのダンスチームなど、地域の若い力が活躍する場としてはもちろん、大人たちの本気のパフォーマンス、クイズやゲームなど誰でも楽しめるコンテンツも盛りだくさん。






豊富な飲食の屋台はもちろん、こどもが楽しめる輪投げ、スーパーボールすくいなど屋台も充実。






地域の見本となるようなイベントに
「最大に楽しんでほしいから、最大の努力で準備した」と語る香川さん。準備も「めちゃくちゃ大変」だったとのことですが、「大人が本気で頑張って、子どもたちにそういう場を与えたい」とのこと。
他のイベントへの出張出店経験から得た「こうだったらいいな」というアイデアを全て実行。ゴミステーションを設け、しっかりと分別ができる環境を整えている点も 、その一つです。
また、今年から屋台とステージの間にゆったりしたイートインスペースも設置され、よりゆっくりとお祭りを楽しめるようになりました。


今後も坂戸地域のお祭りに注目!
区役所から運営のノウハウに関するお話がきたりもしているそうで、今後もこのお祭りはトップランナーとして地域のイベント運営をリードする存在になっていきそうです。来年もさらにグレードアップしたお祭りになりそうで楽しみです。